欧州29ヵ国の対外国境において新たな出入域システム(EES)の運用が2025年10月12日から段階的に開始されます。
■EES(出入域システム)とは
欧州29ヵ国を短期滞在目的で訪れる際、出入域を登録するために自動化されたITシステムです。
従来のパスポートへのスタンプに変わり、顔画像や指紋などの生体認証データ、渡航文書の情報、出入域日を電子的に管理・登録します。
2025年10月12日から約6ヶ月かけて段階的に導入され、2026年4月10日以降は導入国のすべての国境検問所で運用が始まる予定です。段階的運用期間中は一部の国境検問所ではスタンプによる手続が行われます。
■EESが収集するデータ
下記の情報を収集・記録・保存します。
・パスポートなどの記載データ(氏名、生年月日など)
・出入域の日時と場所
・顔写真と指紋(生体認証データ)
・過去の入国拒否の記録
詳細や最新の情報については、下記のEUまたは駐日欧州連合代表部のウェブサイトをご確認ください。
・EUウェブサイト(出入域システムEES)(日本語)
・駐日欧州連合代表部ウェブサイト(日本語)